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2014.06.17 未分類

代謝

こんにちは、経理のMです。 今回は代謝について綴っていきたいと思います。 代謝と聞いてまず思い浮かべるものは何でしょうか。 代謝といってもいろんな代謝がありますね。 わたしは女性だからでしょうか、一番に思い浮かぶのは代謝が悪いと太る!つまり体にからむもの。 徳島新聞の記事で興味がそそられるコラムをみつけました。 心身一如という記事で、稲毛病院健康支援科部長 佐藤 務さん連載のものです。 そこで語られていたことは、健康づくりや病気予防には代謝のベクトルを太くし、代謝の流れを作ることが重要ということでした。 代謝には心の代謝と体の代謝があり、心と体では必要とする栄養素が違うということ。 それは子供と大人でのダイエットの進み方の違いで証明されたのだそうです。 子供は体が改善するとともに心も改善されるのに対し、大人は体が改善されても心は停滞してしまう人もいたのだそうです。 それはなぜだと思いますか? わたしは食べることが大好きなので甘いものを断つような食事制限は無理ですが、意志の強い人はそれが出来てしまうので無理なダイエットに繋がったりします。若い女性に多いですよね。 また、大人はメタボリック症候群、高脂血症や糖尿病、高血圧、動脈硬化などの成人病予防のために低コレステロール・低カロリー・減塩食など食事制限します。 世間一般的には卵はコレステロールが多いから1日1個まで、また肉は脂肪が多いからあんまり食べちゃダメ、などと言われています。でも、コレステロールや肉の脂であるアラキドン酸を含む肉や卵は動脈硬化や血栓の原因にはなるもの、コレステロールはうつを予防し、アラキドン酸は脳の ” 至福物質 ” であるアナンダマイドという物質になり、心を癒してくれるのだそうです。 ここで大人がうまくいかなった理由。子供は食材の制限をせず、間食などの ” ながら食べ ” をやめ、よく噛んで食べる、など食のルールに重きを置いたのに対し、大人は食材を制限したために心に必要な栄養素が不足してしまったことが原因ということでした。なるほど、体には良くても心にはダメだったんですね。 じゃあ食材の制限をするのではなく、運動をすればいいじゃないか。 そこで取り入れやすいウォーキングやジョギングをしたりします。しかし、普段から運動をしていない人が急に運動量を増やすと膝が痛くなってしまったり、また無理に時間を作って運動しようとすると精神面で支障をきたしてしまいますよね。 このように部分的に改善するのではなく、全体的に改善できるよう考えていくことが必要であると書かれていました。これが代謝のベクトルを太くし、代謝の流れを作ることが重要ということに当たります。 人間は食べなければ生きていけません。もちろん、皆食べてはいるのですが本能よりも精神が優位にたっているため、好き嫌いが生じてしまいます。そのため代謝材料に不足が生じ、肥満や精神の停滞などの体調不良が起こりやすくなり、生活習慣病も多くなると考えられるのだそうです。 健康づくりや病気予防には、この人間の弱点を意識して補強していく必要があるとのこと。 心身両方に必須な代謝材料には、栄養と睡眠があります。 栄養素ではタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルが主で、普段の食事では五つのタンパク源である肉類、魚類、乳製品、卵、大豆製品の摂取が鍵となります。また毎日6 ~ 8時間の睡眠が必要です。 毎日きちんと食事をとり、筋肉に負荷をかける運動をし、夜は休むという当たり前のことを毎日続けることが大切です(そんなことはわかっている、現代人は忙しい!・・・なるべく心がけましょう)。 みなさん、朝ごはんは食べない!という人、多いのではないでしょうか。朝ごはんは大切と分かっていても『食べると気持ち悪くて・・・』とか『時間がない』という人たち、ちょっと待った―! コラムにこんな内容も記載されていました。 体内には昼夜などの地球のリズムに順応するための体内時計があり、脳活動に見られる25時間の概日リズムは、朝の光により毎日補正され、24時間の日周リズムに修正されています。 この脳の日周リズムは、人間では20歳で25時間と言われていますが、加齢とともに短くなり、60歳でほぼ24時間に一致し、それ以降は24時間より短くなっていきます。 若者は朝が苦手で、お年寄りの方が早起きなのはこのためなのだそうです。 さらに脳が朝日によりリセットされるのに対し、体の方は朝食摂取により位相を合わせ、体内の内分泌系、代謝系の日内変動をコントロールし、健康を維持しています。 朝食を抜くなどの体内時計の乱れはメタボリック症候群の危険因子となります。忙しいからと1日抜けば、その修復には1週間以上かかると言われています。 朝食は体だけでなく脳にもよい影響を与え、学生の成績が上がることも判明しています。 出来ることから始めましょう。食べられないのであれば飲み物だけでも、飲めるようになったのであれば少しずつ食べ物を。運動もそうですが、時間はかかってもいいんです、無理なく続けていければ。 日常に習慣づけることが大切です。 わたしはパンが大好き。朝食はパン派です。ヨーグルトも腸内環境を整えるのを目的に、また鉄分接種を目的にレーズンを入れて食べるようにしています。このパンとヨーグルトを楽しみに毎朝起きており、朝ごはんはしーっかり食べています。 そして、最後に精神代謝について。 精神代謝にもっとも重要な材料として『人』が挙げられていました。 身近で何でも相談でき、自分を心配してくれる家族や親友など。普段からいつも意識している存在ではないけれど、重要な心の糧になっていてそれはお互いに言えること。 お互いが心の糧になり生かし生かされ心を作っている、身近な人を大切にすることは当然だけれども、自分もその人々の心の糧になっているのだから自分を大切にすることも忘れてはいけません、と。 自分が元気じゃないと周りの人を元気にすることなんてできないもの。 そうして蓄えられた幸せは周りの『人』に分けて分けてあげることができます。 そう、幸せは伝染するんです。 幸せだから笑うんじゃない、笑うから幸せなのだ。 アラン著、幸福論より。 借りた本の中に素敵な人生哲学がいっぱい詰まっていました。 今回の代謝の話に通じることも書かれていました。興味のある方はぜひ。 長文お付き合いいただきありがとうございました。 活字だけではさみしいので、いつかの朝食を載せておきます。