水疱瘡と帯状疱疹

先日と言っても4月の話になりますが、3歳になる娘が水疱瘡に感染しました。
保育園で1週間ほど前に感染者がいたそうで、それをもらったようです。

幸い1回任意接種でワクチン(201410月からは定期接種)をうっていたのと、入浴中に背中がかゆいと言い出して数個の水泡を見つけ、翌朝には顔に発疹もでていたので水疱瘡を疑い、朝一で小児科に連れて行くとすぐに隔離され、アシクロビルと白い特有の臭いを持つフェノール亜鉛華リニメント(カチリ)が処方されました。


抗ウイルス剤のアシクロビルの服用が早かったためか熱も37℃くらいが1日だけで、
機嫌が悪くなることもなく、発疹もさほどでず、カチリも少し塗ったくらいで、
発疹がかさぶたになったので5日ほどの休園ですむ運びになりました。

水疱瘡は一度かかると免疫ができるため、通常は二度とかかることはありません。
しかし、治った後もウイルスは体内の神経節に潜伏していて、
加齢、ストレス、疲労、病気などにより免疫力が弱まると、
隠れていたウイルスが活発になり、神経節の神経に沿って皮膚や神経を攻撃しながら増え始めます。
これが帯状疱疹です。

ウイルスの皮膚への攻撃によって水ぶくれなどのブツブツが現れるとともに、
神経への攻撃によって強い痛みが起こります。
帯状疱疹は体の表面だけの病気ではなく、体内の神経にも深く関係している病気なのです。

帯状疱疹の発症率は50歳代から急増し、50歳以上の方が約7割を占めています。
帯状疱疹の初期治療が遅いと長期間にわたり痛みが持続する帯状疱疹後神経痛として
慢性の痛みが数年から一生続くことがあります。

私が接した患者さんの中には受診が遅かったり、
皮膚表面への発疹がなく帯状疱疹を見逃された患者さんもおり、
慢性の痛みが継続している方がいらっしゃいます。

抗ウイルス剤は皮疹発現後5日以内が効果あると言われています。
痛みのある怪しい発疹が出現した場合は帯状疱疹を疑い早めの医療機関受診で、
慢性の痛みに移行しないように初期治療に努めてください。

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