S先生の朝顔

先生が入院されたことを聞いた日、
切なくて悲しくてどうしようもなくて・・・

満開の朝顔が帰ってきた先生をお迎えできるように朝顔を植えました。

その夏も、次の夏も、朝顔は見事に満開の花をつけました。

最後まで診療を続けることを望まれ、続けられた先生の目に、
朝顔は映りましたか?少しでも辛さや疲れを癒す存在になったでしょうか?

昨年の台風で、根こそぎ倒されてしまいましたが、
あまりに綺麗なので、挿し木にして持って帰っている患者様が
何人かいらっしゃることを伺いました。

また社内でも細々と鉢植えして残していることを知りました。

いろんな場所で花が咲いています。先生の朝顔です。

この話をしたら皆さん驚いておられました。

青い花をつけた朝顔を見るたび、
自分のことは顧みず、いつも患者様のことだけを考え、
診療をされていた先生のことを思い出します。

私たちの医療に対する姿勢は、先生が原点です。

その志を私たちが忘れないように受け継いでいきます。

 

先生、今年も朝顔が咲きました。

そちらから私たちが見えますか?

私たちはこれでいいでしょうか?

いつも問いかけています。

先生、今年も夏が来ました。

朝顔

8月1日 小川典子

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