ユウ薬品株式会社

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2013.02.25 未分類

初回アンケートの見直しをしました

雨が降ったり雪が降ったりと相変わらずなお天気が続きますが、 皆様いかがお過ごしでしょうか? さてさて今回は皆様が薬局でお薬をもらう際に一度は目にした事がある、 初回アンケート(いわゆる問診表)をリニューアルしましたので、 この初回アンケートの重要性について少しお話しさせていただきますね。   この度、私たちのグループでは以下の2つの目的に基づいて、 社員全員で検討し、この初回アンケートの内容を見直す事にしました。 目的①  :このアンケートが患者様にとって、 以前のものより記入しやすく、より分かりやすいものである事。 体調の優れない時に書いていただくものです。 極力ご記入いただく皆様のご負担にならないように 回答方法を考慮させていただきました。 また分かりにくい曖昧な表現は避け、具体的な表現とさせていただきました。 目的②:ご記入いただく情報を、副作用や相互作用の防止に直結するものに絞り込む事。 安全にお薬を使用して頂く為に、他の病院で処方されている お薬やご使用中の健康食品の情報はもとより、 病歴やアレルギー歴を元に、薬を使用した際の安全性について検討できるように 質問項目を再構成いたしました。   では具体的になつめ調剤薬局のアンケート(なつめ新患アンケート(第4版))を 例にとって、各項目について質問の意味を見ていきましょう。 ●氏名・生年月日・性別 大変お手間をいただく部分ではありますが、 ご本人様(もしくは代理の方)にご記入いただくことにより、 お名前の漢字や生年月日の間違いを防止する事が出来ます。 ここにご記入いただく情報をもとに、 薬局でのお一人お一人のカルテを構成していきますので最も重要な項目となります。 ●住所・緊急連絡先 お薬に関する重大な情報を文書や電話でお伝えする必要がある場合、 至急で連絡を取らせていただくことがありますので、連絡先の欄を設けております。 電話番号につきましては可能な限りいつでも繋がる電話番号をご記入ください。 ●副作用 以前お飲みいただいて、蕁麻疹や発熱など、 副作用を経験された事がある方にその薬剤の情報をご記入いただいております。 「商品名が異なるが有効成分が同じ」という場合もございます。 ここにご記入いただくことで、副作用を未然に防止する事が出来ます。 ●アレルギー 薬剤に含まれる添加物の主原料の一部を選択肢として列挙しております。 ここに挙げさせていただいた食品などにアレルギーをお持ちの方は、 これらの原料由来成分を添加物に持つ薬剤を使用された際に、 アレルギーを起こす可能性がございます。 薬品添加物による副作用を未然に防止するためにご記入いただいております。 ●他科受診 現在使用されているお薬、及びその処方元の医療機関の情報をご記入いただく欄です。 お薬を併用した場合の相互作用などの可能性は無いか、 またその安全性を検討いたします。 なお、当店におきましては、お薬手帳をご持参の方は、 係の者にお渡しいただければこの項目に関しての記入を省略していただいております。 ●治療情報 ご病気によっては、ある薬剤を使用する事で影響が現れ、 病状を悪化させる事があります。 ここに列挙させていただいた病名はその可能性があるものです。 複数のご病気の治療を並行して安全に行うためにご記入いただいております。 ●痛み、症状 痛みの場所と程度、またその他の随伴症状を具体的に表していただけるように 図と選択肢を入れてあります。 ご記入いただくことで症状に的を絞って説明をさせていただくことが出来ます。 ●OTC・健康食品 OTC(いわゆる市販薬)や健康食品の中には 医療用の薬剤と相互作用を起こすものもございます。 ご記入いただく事で、それらの相互作用を未然に防ぐ事が出来ます。 ●嗜好品 喫煙や飲酒、甘いものなど、治療への影響はもとより、 中には薬と嗜好品が相互作用を起こし、薬の効果を不安定にする事があります。 治療の成果を上げつつ、また薬の効果を安定して一定に保つうえでも 必要な情報ですので是非ともご記入ください。 ●薬の形状 お薬には錠剤、カプセル、粉薬、水薬など多種多様な形状があります。 飲みにくい形状のお薬は、主治医の先生と協議をしたうえで、 同じ有効成分の別の形状のお薬でお渡し出来る事もありますので、 苦手な形状がある場合はご記入ください。 ●妊娠・授乳の有無 お薬によっては赤ちゃんに大きな影響を与える可能性があるため、 使用を控えるべきものも存在します。 赤ちゃんへのお薬の影響を検討し、その影響を最小限に留めるために ご記入いただいております。   以上、アンケートについて、今回リニューアルした実際のアンケートを例にとり、 質問項目とその目的を駆け足で見て参りました。 ここに挙げた項目は必要最低限であり、 薬の安全性についてはこれで全てを語れるものではありません。 お薬についてご不明な点がございましたら、 是非、各店の薬剤師までご質問くださいませ。   なつめ調剤薬局 HKA