ユウ薬品株式会社

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2021.05.27 在宅医療 / 企画管理部

お薬を飲みやすくする工夫について

私たちが行っているサービスの一つに『薬の一包化』というサービスがあります。
何種類かのお薬を服用1回分ずつ、ひとつの袋にしてお渡しするサービスです。
1回に飲むお薬の量が多かったり、複数の病院に通っていると、処方されたお薬は朝食後に飲むということは同じであってもお薬が別々の袋に入っていたりします。

「たくさんの薬があって、どれを飲んだかわからなくなる・・・」
「薬が取り出しにくい」
「薬の袋がバラバラで飲み忘れてしまう」

たとえば、複数の病院に通っている場合は服用時点(朝食後や寝る前など)が同じでも袋が分かれていたりします。

 A病院 脳外科    朝・昼・寝る前   14日分
 B病院 内科     朝・昼・夕     30日分
 C病院 泌尿器科   朝         1週間分

このように3つの病院で処方された場合、朝食後に飲むお薬は3種類ありますが、別々の袋に入っていることになります。
取り出す手間がかかるのと、飲み忘れる可能性もあります。
薬を一包化することにより、服用時点ごとにひとつの袋を取りだすだけでよいので飲み間違いを防ぐことができます。
お薬の飲み忘れや飲み間違いが心配な方、お薬を手で取りだすのが困難な方、服用するお薬が多い方にはおすすめです。

また、一包化の袋には服用時点の他に氏名、服用日を表記させることができます。
こうすることで、誰の薬でいつ飲むのかということが一目瞭然となり、施設のようにいろいろな人が関わるような場合においても薬の取り間違いを防ぐことができます。
私たちの訪問先である施設スタッフさんの声からできた便利な薬の管理方法があります。
一包化したお薬を朝・昼・夕と服用時点ごとに引き出しに入れて管理する方法です。こうすることでさらにお薬を取り出しやすく、間違えにくくなりました。

さらにもうひとつ、配薬において飲みやすさの工夫をしています。
一包化と一口に言ってもすべてをまとめてしまうわけではありません。
たとえば便秘薬や頓服薬。便秘薬はその時々の体調に合わせて調整しますし、頓服薬は必要なときだけ飲みます。調整が必要な薬に関してはシートのまま、あるいはそれだけを一包化し、袋どうしを貼り合わせておくことで服用時に調整ができるようにしています。

このように、ちょっとした工夫でお薬を取り巻く環境は改善します。
お薬で困っていること、疑問に思っていることなど、お困りごとがありましたら、私たちにお気軽にご相談ください。