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2021.05.22 スタッフブログ / 経理部

「人間万事塞翁が馬」

昔、中国の塞翁というおじいさんが飼っていた馬が逃げ出しました。近所の人が気の毒にと思っていると、しばらくしてその馬が名馬を引き連れて戻ってきます。よかった!と喜びますが、その馬に乗って遊んでいた息子が落馬し、足に大怪我を負います。
嘆き悲しんでいましたが、翌年隣の国との間で戦争が起こります。戦地に行ったほとんどの若者がなくなってしまいますが、怪我をしていた息子は兵役を免除され、戦死せずにすみます。

人生における、幸、不幸は予測できない ということを表す故事だそうです。

私がこの言葉を知ったのは、2012年にノーベル生理学・医学賞をとった、山中伸弥さんの著書でした。山中さんは整形外科の研修医時代、最新設備の病院に勤務となり喜んでいました。ところが、そこで待ち受けていたのは今まで出会ったことのない厳しい指導医でした。しかも手術が苦手で、上手い人が20分で終える手術に2時間もかかってしまったりと、落ちこぼれだったそうです。
しかしここでの挫折が、のちに研究者へという新しい道に繋がっていくのです。
山中さんは自分の人生もまさに「人間万事塞翁が馬」と思える出来事の連続だと言っています。

単純な私は、なるほど!!と共感し、何かあるたびにこの言葉を家族にも連呼しています。(笑)
今回は私が好きな言葉を紹介してみました。
(ちなみに女優の芦田愛菜さんは9歳の時にこの本を読んで感銘を受けたそうです。さすがですね。)

経理部  K